2026年8月28日調査・無料公開版
LINEスタンプ市場レポート 2026
調べた人: ようすけ(@yousuke_001)
LINEスタンプを作る前に「そもそも今から売れるのか」が気になって、AIにDeep Researchをさせました。ChatGPTとClaude、2系統の調査レポート計7本をぶつけて統合した結果を、ざっくり分かりやすくまとめて無料公開します。数字はすべて2026年8月28日時点の調査です。
結論を先に3行で
- 「1セット出して稼ぐ」は構造的に無理筋。クリエイター750万人・約9割は売上ほぼゼロの世界です。
- 実数で確認できる高収益者は全員「多作×シリーズ化×長期」の型。分岐点はだいたい100セットあたりにあります。
- それでもやる価値はあります。AIで制作コストが激減したいま、「100セットへの到達時間を1/10にする」戦い方が現実になったからです。
数字で見る市場
750万人
登録クリエイター数。うち約9割は売上ほぼゼロ
約35〜37%
取り分の実質率。(売上−手数料26〜30%)×50%
190円 / 250円
静止 / 動くスタンプの最低価格。2026年7月の改定で静止が120→190円に
約66円 / 約88円
1個売れたときの取り分(静止 / 動く)
ちなみに、SNSで見かける「月◯◯万円稼いだ」系の報告は、第三者が検証できる実数がほぼありません。裏取りできた実数の上限付近は「10年で330セット出して月37万円」。つまりすごい人ほど、地道な多作でした。
稼いでいる人の共通点
再現できそうな実例
月10万円に届いたあるクリエイターは、Xのフォロワー約300人。バズは使っていません。
やっていたのは、新作のたびに友人約20人へプレゼント→グループトークで使われる→見た人が買うという口コミ連鎖と、同じキャラのシリーズ化でした。
スタンプには「既購入者への新作通知」があります。1キャラが当たると、次のセットがフォロワーゼロでも売れる仕組みです。だから勝ち筋は一発狙いではなく、シリーズ化になります。
買われる入口は実質4つ
- サジェスト: 文字入力で候補に出るやつ。タグは最大9個、PCブラウザ版でしか設定できません
- 新着と初速: 公式も「発売10日間」を評価の単位にしています
- 公式特集: 月2回の公募制。応募できるのは新作のみ
- 既購入者への新作通知: シリーズ化の核
逆に、SNSバズで売れたという2025〜26年の一次報告はほとんど見つかりませんでした。SNSは初速の着火剤くらいに考えるのが実態に近いです。
狙い目はどこにあるか
カテゴリごとの供給数(LINE STORE表示ベース)に、けっこうな偏りがあります。
かわいい系は激戦区。いっぽう実用系(敬語・気づかい)と季節系は競争密度が1桁低いのに、30〜50代の購買データでは需要側がしっかりあります。
海外という伏兵
- 実質ターゲットは台湾(2,200万人・浸透率94%)とタイ(5,400万人)
- 台湾では日本のゆるかわ系が公式ランキング上位。シニアが毎朝挨拶画像を送る文化があり、挨拶系に構造的な需要があります
- 文字なし×動き大きめのスタンプは、LINE公式が海外向けに推奨している型です
- 実務は「販売エリアを全世界に+英語タイトルと説明を入れる」だけ。ここはAIの得意分野です
意外だった横展開の話
多作クリエイターの実測では、売上は着せかえ>絵文字>スタンプという順でした。
絵文字は競合が少なく、制作コストも低い。同じキャラの絵文字化は、スタンプが当たらなくても回収できる保険になります。
始める前に知っておきたい実務の罠
- 申請は必ずPCブラウザのCreators Marketから。アプリ(スタンプメーカー)経由は「分配金0円」設定の事故があります
- 審査落ちの定番は「目に見えない透過の穴」。申請前の透過チェックは必須です
- 審査リクエストは1日30回まで。販売数自体は無制限
- サブスク分配(プレミアム)は制度が激変中で、参加できるのは販売開始180日後から。新作の初手収益には関係ありません
- ランキングの自己購入・組織購入は規約で明示的に禁止です
登録と申請の手順書も置いておきます
僕が実際にクリエイター登録して、1セット目を申請したときの実画面スクショ24枚つきの手順ガイドも無料で公開します。登録から申請まで、この通りに進めば迷いません。
登録ガイドを開く(無料・スクショ24枚)
このあとの実録は
僕自身も2026年8月28日、思い立ったその日にAIと動くスタンプ24個を作って申請まで出しました。ここから審査・発売・売上まで、数字は全部公開していきます。
実録の続きを読む(Substack・無料)
Xで経過を追う(@yousuke_001)